2008年1月6日 芝にて
障子の向うから「どうぞそのま丶お入りを」との声。
靴ぬぎ石により、お席をうか丶う。
五客が肩ふれあうほどの客座の床の間には、三宝にたっぷりの稲穂が乗せられ、新年の寿ぎが伝わってきます。広口の釜には大らかさを、お棚飾りには雅さを感じました。
やがて、梔子色のお召物の席主MIHOさん入室。
松風の音と共に干菓子とお薄を頂き、『貞恭庵』の由来を伺います。ここは幕末史のヒロイン皇女和宮様ゆかりの茶室です。
庵へ到る露路への木戸と低木や建物を囲む深い緑の中に東京タワーの真下とは思えない山中のような静けさがありました。
平成20年1月6日 芝にて
元気一番館館長 泉美代子記


