第2話:昔話の動物のいたところ・・「タヌキ」

『浦安の散歩道』

語り部:うらやす元気一番館 館長  泉 美代子
  
「お月さん出てんのに、大蓮寺の銀杏の木の上に、もう一つ出てるんですってよ。光もなんにもなく、ただ白いのが浮かんでいるだけだって。「オーレ、エッケ。オーレ、エッケ。(すごく大きいの意)」というと、大きくなって、しまいにはパンクしちゃったって。それがタヌキだっていうんだよね。(『浦安の昔話』大塚正彦さんのお話より)
うらやす元気一番館 館長 泉 美代子
銀杏の木に囲まれた大蓮寺
銀杏の木に囲まれた大蓮寺(地図

浦安の昔話「月に化けたタヌキ」の舞台となった大蓮寺

舞台となった大蓮寺は、旧役場跡近くで、元町のなかでも緑の多い場所。鐘楼、黒門(黒田藩江戸屋敷より移築)、久助稲荷が境内にあります。お隣の清龍神社には傑作といわれる彫刻のある本殿。その後ろに富士塚や三つの祠が。並びの宝城院にも貴重な文化財の庚申塔と「おびんずるさま」がみられます。一番通り(現フラワー通り)のにぎわいとは対照的な、静かで暗い動物たちのエリアでもあったのでしょう。
大蓮寺となりの久助稲荷 宝城院の庚申塔
大蓮寺となりの久助稲荷 宝城院の庚申塔

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