ミミ館長の浦安小話

うらやす元気一番館で館長を務めさせていただいています泉 美代子でございます。ここでは海や自然と共存しながら生活していた当時の浦安の小話や、昔なつかしい民話。私が日常のなかで出合った出来事などを毎回お話していこうと思います。読んでくださった方がほのぼのした気持ちになって下されば幸いです。 元気一番館館長 泉美代子

【最新記事】2008年6月13日 私の見た 浦安三社祭り 宵宮

 浦安市内の清龍神社(堀江地区)豊受神社(猫実地区)稲荷神社(当代島地区) の三社は四年に一度合同で祭礼を催しています。浦安の元町地区では、今年の年明けからお祭りの準備が始まっていたようです。フラワー通商店会や、堀江の公民館通りなどは、一ヶ月以上前から提灯を立てる為の ポールの組み立てや、飾りつけがなされ気分が盛り上がっていました。葦簾張りに竹や杉の葉で覆われたお神酒所が日に日に数を増し清々しくも 華やかな町に変身していきます。「うらやす元気一番館」の前のやなぎ通りも3mおき位に祭提灯が下げられました。
御霊入れ(写真は清瀧神社のものです) 稲荷神社のお神輿

御霊入れ(写真は清瀧神社のものです)

稲荷神社のお神輿
  6月13日はまちにまった宵宮の日です。今年は何が何でも稲荷神社の「御霊入れ」 を拝見したいと願っていました。 8年前に清龍神社の鳥居の下で「ダメダメ、女は入っちゃダメ」と追い払われつつ垣間見た荘厳な情景と、4年前の豊受神社では明滅する光の動きで神事の流れを見せていただいた体験がありました。ですから今年は是非、稲荷神社での静かな熱気をはらんだ、厳かな空気を感じさせていただきたいと思いました。
  さて午後6時を少し廻ったころ、スロープになった細い参道を進み稲荷神社の境内に入ると、本殿の前にどっかりと宮御輿が一基、女御輿が一基着座していました。 揃いの浴衣もりりしい世話役さん達が集まっておられ、J:COMのスタッフさんは撮影の準備をしながら待機中で、その中には度々元気一番館の取材の来られた市川さんの姿もありました。
 氏子総代長の高梨進氏が私に、「稲荷神社のお神輿は72年前に作られたもので、丁度自分と同じですよ。今年は浅草でみがいてもらったからきれいになってるでしょ。太い紐は、紫から白に替えて清々しいね」と話して下さいました。高梨夫人は、長時間立っている私を気づかって時々声をかけて下さいました。
  6時半頃になると若い神職さんは本殿と社務所を何度も往復され、本殿へと入って行かれました。「○○組がきたよー。」の声に町御輿が次々と境内に入って所定の場所に納まります。女御輿の担ぎ手の中には、元気一番館で紙人形の展覧会をなさった大黒夫人や知人の勇姿もあり「かっこいいー」と声をかけあう賑やかな一時が過ぎていきます。
普段は林閑としている稲荷神社
普段は林閑としている稲荷神社
  8時。総代長の高梨さんのご挨拶とご注意があり、衣冠束帯に身を包んだ神職さんがお榊を手に本殿から降りて来られました。 身動きの出来ない程の人混みですが、高梨夫人にうながされ本殿前の灯籠にへばりついていた私は、神職さんのお姿を真近に拝見することが出来ました。辺りの燈を総て消し 境内は真暗の中。御輿の正面に立たれた神職さんは拝礼をしてから小さな御幣を納め 「も~」と独特の声で神さまに呼びかけておられます。そのお声には身のひきしまる思いがしました。九基のお御輿の御霊入れが終わり境内が明るくなると、柏子木を打って 威勢をつけたお御輿は、いよいよ町の神酒所へとくり出して行きました。
 「マエダ、マエダ」の掛け声はまだ「初音」のようですが、だんだん揃っていくのでしょう。担ぎ手と見物人にもまれながら参道を戻る時、私は小さい頃暮らした五反田の町の祭風景の中に包まれたような、不思議な幸福感を味わっていました。 念願かなって稲荷神社の御霊入れを体験させていただいた迷い猫のような私。 元町の方々が輪の中に迎えて下さったうれしさと共に、あした、あさってはどんなお祭風景が見られるのかしら、と楽しみにしながら新浦安の我家へのバスに乗りました。 三社の神々のご加護を感謝しつつ。
 
 (笑顔もちよりもちかえり 元気一番館 館長 泉 美代子)

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2008年3月6日 2月末の「のほほん茶会」ご報告
2008年2月4日 私が出演しているラジオ番組
2008年1月25日 千葉実年大学校 浦安街あるきガイド
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第2話:昔話の動物のいたところ・・「タヌキ」
第1話:昔話の動物のいたところ・・「蛇」